中川食品株式会社は、60年にわたる歴史の中で培った製造技術とマーケットでの存在感を誇る食品メーカーです。九州トップシェアを誇るこんにゃく、そして他にもところてんやめかぶなどの製品を中心に、スーパーやコンビニなど多岐にわたる流通先で高い評価を得ています。特に、競合の多い食品業界で「売れる商品」を提案する営業力や、製造現場での品質管理、さらには新商品の開発力で業界に確固たる地位を築いています。
今回のインタビューでは、安達社長に食品メーカーとしての成功の秘訣や、他業界にも通じる営業戦略、商品開発の工夫について伺いました。学生の皆さんにも「食品業界での仕事の面白さ」を感じていただけるはずです。ぜひチェックしてみてください!

中川食品株式会社
安達社長
製造から食卓まで、全社一丸で作る価値
本日はよろしくお願いします!まずは、会社について簡単に教えていただけますか?
こちらこそよろしくお願いします!弊社は、創業者の中川博昭が約60年前に北九州市で立ち上げた会社です。初めは小さなこんにゃく工場としてスタートしましたが、地元の皆様のおかげで徐々に規模を拡大していきました。現在は、こんにゃくやところてん、めかぶといった海藻類、さらにおでんなどのレトルト食品を製造しています。九州・沖縄・山口エリアを中心に展開しており、地域のスーパー様や小売店様とのパートナーシップを大切にしています。私は2代目として4年前に代表に就任し、創業者の志を引き継ぎながら、新しい時代に合った事業を進めています。
60年の歴史があるなんて、まさに地域に根ざした企業ですね!ところで、食品メーカーといえば「製造」が中心のイメージがありますが、他にも色々な部門があるんですか?
製造は確かに当社の基盤ですが、それだけでは会社は動きません。当社には製造部、営業部、物流部、商品管理部、総務部の5つの部署で構成されており、全ての部署が等しく重要です。例えば、営業部はスーパーのバイヤーさんと商談し、商品の売り場作りやプロモーションを考えます。ただ商品を卸すだけでなく、「どうやって消費者に商品の魅力を伝えるか」をスーパー様と一緒に考えるお客様に一番近い部署です。
なるほど、単に売るだけではなく、商品の見せ方や伝え方も重要なんですね!ほかにはどんな部門があるんでしょう?
物流部も欠かせない部門です。製造した商品をスーパー等からの受注通りに出荷準備を行うピッキング作業や倉庫の管理を担当しています。お客様へ間違いなくお届けする大切な部門です。
確かにお客様に手に取っていただく為には注文通り正確にスーパーに出荷する必要がありますね。
その通りです。また、商品管理部は品質管理や新商品の開発を行っています。消費者のニーズをリサーチし、安全で美味しい商品を提供する為に大切な部署です。そして総務部では、人事や経理、採用、社員教育といった業務を通じて、会社全体をサポートしています。例えば、社員が働きやすい環境を整えることで、全体のパフォーマンスを向上させています。会社にとって「人、物、金」は非常に大切ですので総務部は重要な部署です。
いろんな部署が一体となって動いているんですね!それぞれの部署が連携してこそ、会社が成り立つんですね。
そうです。当社は「感謝の心を食卓へ」を企業理念としており全部署・全社員が同じ価値観を共有し業務にあたっています。
バイヤーとの信頼構築が鍵!食品営業の醍醐味
営業のお仕事についてもう少し詳しく教えてください。他の業界と何か違いはありますか?
当社の営業では、スーパーのバイヤーさんとの関係構築が非常に重要です。食品業界では、バイヤーさんとの信頼関係が売上を左右します。月に1~2回の商談で、例えば「年末に向けた特売」や「新商品の配置」といった具体的な提案を行います。ただ並べるだけではなく、季節やトレンドを意識して、バイヤーさんに「これなら売れる」と思ってもらえる内容にすることが求められます。
提案内容が採用されるには、競合よりも魅力的でないと難しいですよね?そのために工夫されていることはありますか?
商談では競合メーカーも同じバイヤーさんを相手にしているので、他社に勝つためには商品価格やプロモーション内容、パッケージのデザインまで細かく考える必要があります。例えば、季節ごとの売り場変更である「棚替え」のタイミングに合わせて、春夏には刺身こんにゃく、秋冬には鍋料理用の商品を提案するなど、消費者のニーズに合わせた戦略が重要です。この競争が厳しい反面、提案が採用されたときは大きな達成感があります。
季節感やトレンドを読む力が営業にとって大事なんですね!新商品の配置交渉も難しそうですが、どんな工夫をされていますか?
新商品の配置は特に大切です。消費者の購買意欲を引き出すため、パッケージデザインやポップを工夫し、試食イベントやキャンペーンで直接アピールすることもあります。新商品の場合、いかに「これまでにない魅力」を伝えられるかが成功の鍵になります。その他にも小売店様などの新店舗オープンの準備なども営業の重要な仕事の一つですね。
売り場の配置ひとつで売上が変わることもあるんですか?
商品の配置は売上に大きく影響します。特に「ゴールデンゾーン」と呼ばれる陳列棚の腰の高さ付近は、最も目に留まりやすく売れ筋商品を置くのに適しています。一方、上段には高価格帯の商品、下段には子ども向けや大容量の商品を配置するといった工夫も重要です。これらを考慮して「棚割り」という作業でバイヤーさんと一緒にレイアウトを決めています。
売り場全体をシミュレーションするなんて、戦略的ですね。季節ごとの商品開発の流れについても教えてください!
季節ごとの商品開発は、短くても半年以上、長いものは数年前から計画を進めます。先ずは市場調査を行い、トレンドや他社の動向を分析します。その後、商品管理部がコンセプトを練り、試作品を作成。試食会を経て改良を重ね、安全や法令順守を確認した後、最終的に市場に出します。最近は健康志向やヴィーガン食品の流行を取り入れた商品が注目されており、私たちも柔軟に対応する必要があると感じています。
確かに、他ジャンルのトレンドがヒントになることもありそうですね!また御社のこんにゃくは九州でトップクラスのシェアだと伺いましたが、スーパーへの卸売りはどのように行っていますか?
スーパーへの卸売りには、直接取引と卸会社さんを通じた取引の2つの方法があります。創業当初は私たち自身がスーパーと直接交渉し、納品まで手掛けていました。そのおかげでスーパーさんとの関係が深まり、現場の声を直に聞けるというメリットがありました。
直接取引だと、現場の状況をより把握できそうですね。一方で卸会社を通すメリットもあるんですか?
そうですね。卸会社さんを通すことで、より多くのお取引先様へ取引が可能になります。その結果、より多くの店舗に商品を届けられるようになります。例えば、遠方のスーパーでも迅速かつ効率的に商品を供給できるのが大きな利点です。このように、納品方法は時代やニーズに合わせて柔軟に対応しています。

時代に合わせた工夫があるんですね。物流面でも御社ならではの工夫がありそうですが、具体的にはどのような取り組みをされているんですか?
物流は非常に重要な部分です。当社では過去のデータやバイヤーとの商談での特売などの情報元に需要のピークを予測し、製造・出荷を最適化することで効率を上げています。例えば、スーパーのセンターに商品を納品するタイミングを季節の需要に合わせて調整しています。お正月や夏の行楽シーズンなど、需要が集中する時期には特に慎重な計画が必要です。
季節やイベントごとの需要に対応するって大変そうですね。地元のスーパーさんとの関係もその対応に役立っているのでしょうか?
地元のスーパーや卸会社さんとの長年の信頼関係は、当社の大きな強みです。例えば、配送ルートの調整や急な要望に迅速に応えることができるのは、この関係性のおかげです。また商品が破損せず、適切な状態で届くよう、梱包方法や温度管理にも細心の注意を払っています。
梱包や温度管理まで徹底されているんですね。それが消費者に安心感を与えているんだと思います。
その通りです。物流の効率化と品質管理は、消費者の信頼を得るための基盤です。これからも安心・安全な商品を提供するための努力を続けていきたいと思っています。
商品を通じてつながる、食品メーカーの使命
バイヤーさんとのやり取りがメインだと思っていましたが、直接消費者と接する機会もあるんですか?
頻繁ではありませんが、直接消費者と接することもあります。例えば、ホームページやお電話で「こんにゃくのあく抜きは必要ですか?」とか「どう調理すればおいしいですか?」といったお問い合わせをいただきます。その際、丁寧にお答えするだけでなく、調理例をホームページに反映しています。こうした取り組みで、商品の魅力をさらに深く伝えています。
確かに売り場で目を引くアイテムになりますね。パッケージデザインも商品の印象を左右する重要な要素だと思いますが、どのように作られているんですか?
パッケージデザインは商品の第一印象を決める重要な部分です。最初に商品のコンセプトを考え、「素朴さ」や「おしゃれさ」などのその商品に求めるイメージをデザイナーに伝えます。その後、ラフ案をもとに、「もっと温かみのある色に」とか「透明な部分を多くして商品が見えるように」など、細かい調整を繰り返しながら完成させます。
デザインのトレンドも影響するんですか?
もちろんです。最近ではエコ意識が高まり、外袋の中のトレーをなくし包装をシンプルにしたり、素材自体を見直すなど環境への配慮が求められています。以前は東京発のトレンドが九州に届くまで時間がかかりましたが、今ではインターネットのおかげでリアルタイムに情報が共有されるようになりました。それに合わせて、私たちも商品に応用できる形でトレンドを取り入れています。

陳列しやすさなど、パッケージの設計にも工夫されているのでしょうか?
例えば縦置き・横置きのどちらにも対応できるように設計された商品もあります。また、棚に縦置きでも横置きでも違和感がないように斜めにデザインをして、限られたスペースでも売り場に置いて頂けるように工夫したものもあります。これが他社との差別化にもつながっています。
売り場のスペースを有効活用できるのは、バイヤーさんにとっても大きな魅力ですね!
その通りです。スーパーの売り場では、スペースをいかに効率よく使うかが課題です。視線を意識した配色やレイアウトなど、細かな工夫が商品の魅力を引き立て、他社との差別化に貢献します。
食品メーカーの仕事は「作る」ことが中心だと思っていましたが、それ以外の業務も多岐にわたるんですね。
そうなんです。製造だけでなく、営業が特売スペースを確保すれば、製造部が生産スケジュールを調整・増産計画をし、物流部が増産分も出荷できる様に臨時配送便を手配します。また、原材料や包装資材の発注も事前に調整します。各部署が連携して初めて商品が消費者の手元に届くんです。
各部署がそれぞれ専門性を発揮しつつ、しっかり連携しているんですね。食品メーカーの仕事の奥深さを感じます。
そうですね。各部署が一つのチームとなり、おいしい商品を届けるのがこの仕事の醍醐味です。消費者に選ばれる商品を作り上げるために全員で取り組む、これが食品メーカーの面白さでもあります。
品質へのこだわり!信頼の原材料調達の裏側
自社製品で特に力を入れているものやおすすめはありますか?
現在、特に力を入れているのはめかぶですね。2年前に新工場を立ち上げ、従来の製法を見直しました。それまでのめかぶの加工工程では熱湯が入った生産設備に直接めかぶを入れ、冷却工程では冷水に直接入れておりました。その為、栄養成分や美味しさが詰まったネバネバ成分の一部が加工工程で熱湯や冷水と一緒に失われる課題がありました。新しい製法では二重になったステンレスの管の中を通す製法に変え、めかぶが熱湯や冷水と直接接触しない間接的な加熱・冷却方法を実現しました。めかぶが熱湯や冷水に直接接触しない為、良い成分を逃さず今まで以上の高品質なめかぶ製品の製造が可能になりました。
製法の改良には、どのような部署が関わるのでしょうか?
機械メーカーからの提案がきっかけでしたが、それを当社で実現するには複数の部署が関わります。製造部が工場での配置や工程を設計し、営業部が商品へ反映させる為に市場トレンドを調査し、商品管理部がパッケージや表示内容を作成します。また商品の最終的な味に関しては役員を中心に社員で試食を繰り返し決定します。
原材料の調達にもこだわりがあるのでしょうか?
こんにゃくの主原料であるコンニャク芋は、群馬県が国内生産の9割を占めており、当社も信頼できる供給業者と長年取引しています。白度や粘度など厳しい基準を設け、それを満たすものだけを使用することで、品質の安定を実現しています。
環境負荷を減らすための取り組みもされていると聞きました。
そうですね。2年前に工場に太陽光発電を大幅に追加導入し、電力使用量の約25%を自家発電でまかない、電力以外の主要エネルギーでは重油から環境に優しい天然ガスへの切り替えを進めており現在では約50%以上が天然ガスとなっています。また、生産工程で発生する生ゴミを分解する装置を導入し、1日500kgの生ゴミを翌朝には完全に分解しています。これにより廃棄物の外部搬出を大幅に削減し、環境負荷を軽減しています。

スーパーからコンビニへ!新たな販路開拓の挑戦
ホームページで、コンビニ用おでんの開発に挑戦した話を読みました。どのような経緯で始まったんですか?
以前当社の売上はスーパーとの取引が中心でしたが、コンビニ業界が急成長しているのを見て「これからの時代、コンビニにも挑戦すべきだ」と当時の中川社長が決断したのがきっかけです。スーパーだけに依存するリスクを減らし、事業を成長させるために、新たな販路の開拓に乗り出しました。
その挑戦のスタートはどのように行われたのですか?
最初は、九州本部を持つコンビニチェーンに直接電話をかけ、「一度お会いできませんか?」とお願いするところから始めました。当時の当社は知名度が低く、商談を取り付けるのは簡単ではありませんでした。何度も断られることもありましたが、粘り強くアプローチを続けた結果、いくつかのチェーンで商談の機会をいただけました。その後、地道な努力を重ね、現在では大手コンビニチェーンのおでんコーナーに当社の商品が並ぶまでになりました。
大手チェーンと取引があるなんてすごいですね!商談ではどのようなことを学ばれましたか?
具体的なチェーン名はお伝えできませんが、商談では卸会社を通じて進める形が多かったです。特に、コンビニ側の担当者の真摯な姿勢から多くのことを学びました。彼らと連携しながら、商品の改良や安定供給の重要性について改めて実感しました。
コンビニ業界との取引は、今では会社の事業にとって重要な柱になっているんでしょうか?
そうですね。コンビニ用商品の開発は、スーパー取引への依存を減らし、事業の安定化に大きく貢献しています。また、コンビニという流通チャネルへの進出によって知名度が広がり、新たなエリアでの販路拡大にもつながりました。時代の変化に柔軟に対応する姿勢が当社の成長の原動力になっています。
当時、コンビニ用おでんの開発にはどのような課題がありましたか?それをどう克服されたのでしょうか?
その頃、多くのコンビニのおでん具材は中国からの輸入品が主流でした。しかし、輸入品では改良や問題解決に時間がかかっていたんです。また、国産志向が強まっていたこともあり、「高品質な国産こんにゃく」を武器にアプローチを開始しました。商品の品質向上や安定供給の努力を続けた結果、九州全域だけでなく四国や本州の一部地域にまで販路を広げることができました。この成功は、地道な努力と柔軟な対応のおかげです。
コロナ禍ではおでんの売上が大きく落ち込んだと聞きましたが、現在はどうですか?
確かにコロナ禍では非常に厳しい状況でした。一時はコンビニおでんの売上が通常の2~3割にまで落ち込み、最悪の時期には1割程度にまで減少しました。しかし、2022年以降は徐々に回復し、現在ではほぼコロナ前の水準に戻っています。さらに、新しいエリアへの展開も進めたことで、売上の柱としての地位を再び確立することができました。
コロナ禍で多くの困難があった中、信頼関係が助けになった部分もあるのですか?
そうですね。おでんを提供し続けてくださった店舗が多いことには本当に感謝しています。特に、大手チェーンではレジ横おでんを縮小する動きもありますが、それでも当社の商品を選び続けていただけたのは、これまで築いてきた信頼の賜物だと思っています。
コンビニへの挑戦にそんな歴史があったんですね!
若手社員が活躍する現場!組織を支えるフレッシュな力
各部署での若手社員の活躍について教えていただけますか?
当社では多くの若手社員が各部署で重要な役割を担っています。例えば、製造部には35名の社員がいますが、そのうち15名が20代から30代前半の若手です。物流部には15名の社員がいて、その中の3~4名が新卒入社の若手社員として活躍中です。営業部でも若手社員が顧客との関係を築く重要な役割を果たしており、若い視点やアイデアが新しい価値を生み出しています。
若手の意見やアイデアはどのように取り入れているんですか?
「気づき活動」という取り組みがあります。日々の業務で感じた改善点や効率化のアイデアを年に一度の発表会で共有する活動です。例えば、「作業場所を少し移動するだけで作業効率が上がるのではないか」といった具体的な提案や、「工程を減らして時間を短縮する方法」など、若手から多くの意見が寄せられています。この活動を通じて、若手社員が積極的に発言し、新しいやり方や改善が会社全体の進化につながっています。
若手社員の意見が全体の成長に結びついているんですね。
その通りです。若手の提案には、時に慣習にとらわれない斬新な発想が含まれています。それが会社全体を活性化し、ベテラン社員にも「自分も負けていられない」という良い刺激を与えています。
若手社員だけでなく、女性社員の活躍も増えていると伺いました。
そうなんです。以前は製造部門の正社員に女性がほとんどいませんでしたが、働きやすい環境を整備したことで、現在では女性リーダーが現場をまとめるケースも増えています。営業部や総務部でも女性社員が活躍しており、彼女たちの視点が新しい価値を生む場面が増えています。

食を通じた社会貢献!環境と人材育成で未来を切り拓く
最後に、これから特に力を入れたい分野について教えてください!
環境への配慮と新製品の開発は、これからも重要な課題です。例えば、重油から天然ガスへのエネルギー転換や生産工程のさらなる効率化を進めていきたいと考えています。また、次世代を担う若手社員の採用と育成にも注力し、組織全体の活性化を図っていく予定です。これらの取り組みを通じて、地域や社会にさらに貢献できる会社を目指していきます。
環境への配慮や人材育成に力を入れている姿勢が素晴らしいと思います。本日は貴重なお話をたくさん伺えて、とても勉強になりました!特に食品づくりにかける情熱や環境への取り組み、そして若手社員を大切にする姿勢が印象的でした。
ありがとうございます。私たちの取り組みや思いを学生の皆さんに伝えられたことを大変嬉しく思います。食を通じて地域や社会に貢献することが私たちの使命ですので、これからもより良い商品をお届けできるよう努力を続けていきます。皆さんも就職活動、ぜひ頑張ってください!応援しています。
心強いお言葉をありがとうございます!本日は本当にありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。またどこかでお会いできることを楽しみにしています!

中川食品株式会社のインタビューを通じて、食品メーカーが単なる「ものづくり」ではなく、営業や商品開発、流通の工夫によって市場で存在感を発揮している姿勢を知ることができました。特に営業と製造が連携しながら顧客のニーズに応えるその取り組みは、多くの業界に通じる大きな価値を感じました。
食品業界のリアルな働き方や、課題に挑む中で見えるやりがいに触れることで、自分のキャリア形成について新たなヒントを得られた気がします。この記事を通じて、皆さんも「食品業界で働くこと」の可能性に目を向けてみてはいかがでしょうか?